この小さな中庭はメスアール宮と黄金の間の間にあり、二つの宮殿をつないでいます。キリスト教徒時代の間、上階の部屋へ行き来するために木の柱廊が作られ、その柱廊は19世紀まで存在していました。現在中庭の中心にある水盤はリンダラハの庭にある本来の噴水と全く同じに作られた複製(1943年)です。
ムハンマド5世は黄金の間の中庭の南側にファサードを作りました。このファサードにはまぐさ(扉の上部に渡す部材)のついた二つの扉があり、下部は化粧タイル、上部は漆喰細工で装飾されています。また花綱装飾のアーチがついた二連の窓があり、真ん中には小さい窓が付いています。さらに窓の周りはコーランの言葉で飾られており、壁には素晴らしい装飾が施され「神のみぞ勝利者なり」というモットー等が述べられている数多くの文字装飾が施されています。木工細工の帯状装飾にはイブン・ザムラク(Ibn Zamrak)がナスル朝宮殿に刻んだ詩が残されています。
このファサードの左側にある扉は、鍾乳石飾りがついた帯状装飾の漆喰細工が施された部屋へと続いており、天井はカトリック両王の時代に彩色が施された環状装飾が施されています。またその天井にはグラナダのレコンキスタに関する文字装飾も施されています。
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