七層の塔は要塞の南側に位置しており、アルハンブラへの最も重要な入口でした。塔の向かい側には囚人を監禁するために使われた地下牢があり、それがまるで井戸のような形をしていたことから、ムスリムたちはこの塔を井戸の門(Bib al-Gudur)と呼んでいました。
言い伝えではボアブディル王(Boabdil)がアルハンブラをカトリック両王に引き渡す時、この門をくぐったと言われています。そして王がこの門を誰もくぐることがないよう頼んだので、それ以来永遠に閉じられたままだということです。
現在の名前は防御のための要塞の地下深くに七階建ての建物が存在していた―実際に知られているのは二階のみ―という考えに由来しています。この塔には天窓付きの円筒状の天井があり、壁には武器で攻撃するための穴が開いています。
塔は門が造られた後に後付けで建設されたもので、門上部には裁きの門と同じように「神のみぞ勝利者なり」という文が記されています。このため、この二つの門は同じ時代のものであると考えられています。
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